Camera Stamp Calendar 2018

毎年制作している「Camera Stamp Calendar」の2018年度版が完成しました。

何回かは縦型・横型の両方を作ったりしていましたがここ数年は縦型に落ち着き、ありがたい事に毎年ご購入してくださるリピーター様も増えてきて台紙無しのリフィルタイプの数を増やしたりと、変化があるようなないような…でもやっぱり少しの変化のある、カメラモチーフの卓上カレンダーを制作しました。

という事で、2018年度版はこんな感じ↓に仕上がりました。

表紙
1月:Minolta SRT
2月:Rolleicord
3月:Pentacon Six TL
4月:Olympus PEN-EE
5月:Minolta Autocord
6月:Leica M5
7月:Olympus OM1
8月:Nikon FM3A
9月:Canon F-1
10月:Canon AE-1
11月:Rolleiflex
12月:Nikon S

今回は台紙有り・無し同じ表紙です。
厚めの不織布にスキャンした印影を並べて印刷しており、紙ではない繊維の間の透け感に独特な雰囲気があります。

本体の紙はフェルトン(90kg)という、コピー用紙より少し厚く、官製ハガキよりやや薄めのものを使用しています。
フェルトンは紙自体に細かい粒状の模様がポコポコと入っているので印影の掠れがありますが、スタンプ作品らしい優しい感じに捺されています。

台紙有り・無しどちらもminneさんにて数量限定販売中です。
minneさんは会員登録をしなくても購入出来ますよ〜☆
(追加制作・再販はありませんので気になりましたらお早めに…◎)

【送料無料】Camera Stamp Calendar 2018(台紙有り)

【送料無料】Camera Stamp Calendar 2017(台紙無し)

 

また、今年も↑の販売ページの他にフォトカノン戸越銀座店さんと、代官山 北村写真機店さんでのお取扱いがあります!
フォトカノン戸越銀座店さんでは台紙有りタイプが5部・無しのリフィルタイプが3部と少数です…
北村写真機店さんでの販売開始は12月9日以降となりますが、台紙有りタイプを30部と本家(?)よりたくさんお取扱いいただきます。
どちらの店舗でも実物サンプルがありますので是非お手に取って中身をご覧くださいませ!

*citrineの作品(アクセサリー)について

こちらではすっかりご無沙汰しております。
昨年末からこっちずーっと特にお知らせする事のない日々を過ごしておりました。
が、最近ふと「*citrineの作品の元が消しゴムはんこって知らない人いるかな?」と思い、Twitterでアンケートをとってみたところ、多数とはいかないまでもやはり知らなかったの回答もありました。

そこで、せっかく作品に興味を持っていただいたのだから、その作品をちゃんと知ってもらえるように、簡単ではありますが制作工程を載せておこうと思います。
また、*citrineの作品のご購入やお取り扱いをご検討いただいている方には、何故そんなにも個体差がある事に念を押すのか・時間が掛かってしまうのか等も知っていただけたらな、と思っています。

※SNSへ投稿した画像を寄せ集めたので作ってるカメラが全部違います。すみません…

 



① ↑でも書きましたが、*citrineの作品は全て手彫りの消しゴムはんこを捺した印影から作られています。

ので、まずは消しゴムはんこをペタペタ捺しまくりますが、捺されている素材がプラバンで、そこに油性インクを使っているので斑になりやすく、インクの付き具合や捺した時の力加減等々…で、線の太さやインク斑が変わり、同じ種類のものでもひとつひとつ印象が違います。

アクセサリーの元となる消しゴムはんこは何回も何十回もインクを付けて捺しているのでその都度洗っても真っ黒くろです。

② ①で捺したプラバンをハサミで手動ダイカット。

ある程度まではハサミで頑張って切りますが、細かい所を無理して切ろうとするとパリッと割れる(裂ける?)ので、ハサミで切る箇所、カッターで切る箇所と分けています。

③ 左がハサミで切った後、右がカッターで細かく仕上げた後です。

ピンバッジもピアスも、アクセサリーは全てひとつひとつこの作業をしています。

④ ダイカットされたプラバンを焼成します。

熱で縮むプラバンを使っているのでトースターで焼くとかなりちびっちゃくなります。
(←元のサイズと縮めたもののサイズ差)

余談1…

熱で縮むプラバンは一枚なのに上下左右で縦横比が違うものがあったりするので捺す前に要チェックです。。

余談2…

縱橫どちらに縮むかで全く違うカメラのようです。
①のインク斑云々の他に、こういった理由でも個体差がある事にご理解いただけたら幸いです。。

⑤ 縮めた後のプラバンは少し厚くなった分、触った時の角が目立ったりバリが出たりするので、手触りが良くなるようにヤスリがけします。
(この角やバリが油断すると結構痛いんです。。)

因みに、この小さな小さなフィルムや後ろの小さなカメラたちも、プラバン製は全部ヤスリがけしています。
爪も一緒に削ったり指が攣りそうになったりします(苦笑)

⑥ 全てのヤスリがけが済んだら印影をクッキリさせる魔法の液体(笑)を塗ったり、ピアス類なら裏面に色を塗ったりと細々とした事をしてから金具を付けますが、乾燥待ちの時間が長いのでその間に台紙を作る事が多いです。

余分に作っているつもりでも、思ったよりすぐなくなってしまうのでなんだかんだ毎回作っています(^^;

⑦ そして最後の仕上げにレジン(透明樹脂)を塗って?盛って?硬化します。

樹脂の特性でどうしても経年劣化による変色をしてしまうので、納品日間近にするようにしています。
なるべく新鮮なものを…みたいな感じで(笑)


⑧ 完成です☆


 

大まかではありますが、こういった工程で*citrineはカメラモチーフアクセサリーを作っています。
どの作業もホント〜にアナログな手作業で、機械を使っているといえば台紙の印刷くらいかもしれません。

また、⑦でも書いた樹脂には変色する特性がある為、アクセサリーは作り置きを一切せず個人様でもショップ様でも完全受注制作品とさせていただいております。

そういった点からご注文日からお届けまで、どうしても時間が掛かってしまいます事をご理解・ご了承いただけますよう、改めてお願い申し上げます。

Camera Stamp Calendar 2017

毎年制作している「Camera Stamp Calendar」の2017年度版が完成しました。

改めて作品紹介すると…「Camera Stamp Calendar」は、カメラの消しゴムはんこを一枚一枚手捺しして作ったカレンダーという、名前のまんまの作品です。
毎年縦型だったり横型だったり、カメラの種類や日付部分の色やフォントのデザイン等を変えていますが、ひと月にカメラがひとつポチッとあるシンプルさは毎年変わりません。

という事で、2017年度版はこんな感じ↓に仕上がりました。

15-1

15-215-315-4

ハガキサイズの縦型卓上カレンダー
リング・台紙(片ダンボール紙)付き

表紙
1月:Polaroid SX-70
2月:Hasselblad
3月:Rolleiflex
4月:Canon AE-1
5月:LOMO LC-A
6月:Nikon FM2(New FM2)
7月:HOLGA
8月:NATURA CLASSICA
9月:OLYMPUS PEN-F
10月:Rolleicord
11月:PENTAX 67
12月:Leica M6

それと…
台紙無しのリフィルタイプも少数ですが、あります。
(おかげ様で完売となりました)
表紙の色が違うだけで中身は全く同じです。

15-5

どちらもminneさんで10月1日(土)21:00に販売開始いたします。

それぞれの販売ページはコチラです↓
よろしくお願いいたします(*^^*)

【送料無料】Camera Stamp Calendar 2017(台紙有り)

【送料無料】Camera Stamp Calendar 2017(台紙無し)

 

追記(10月30日)—

↑の販売ページの他に、代官山 北村写真機店さんでのお取扱いが始まりました!
実店舗とネットショップの両方で販売していただいております。

こちらも部数限定で再販はありませんので、お早めのゲットをおすすめします◎
(↓は北村写真機店さんのネットショップ販売ページです)

Camera Stamp Calendar 2017